れんこん

久しぶりの投稿です。今日は夏に大きな花を咲かせる蓮のお話です。
蓮は水面下の泥の中に地下茎が伸びてます。やがて花が枯れ、秋が深まる頃、地下茎が肥大し、れんこんになります。いくつも穴があき、見通しがいいと、縁起物として重宝されてきました。この穴は泥の中でも呼吸ができるよう、水上の葉から地下茎へ空気を送る穴です。果肉は粘り気があり、水の冷たさから凍るのを防ぐ役目をしてるそうです。デンプン質が多いことが特徴で、モチモチした食感で、噛むほどに滋味が広がります。料理のオススメは生のまますりおろした「れんこん汁」。大根など旬が同じ根菜類と合わせ鰹出汁で仕上げます。また、れんこんは成長順に節をつないでいきますが、最初に成長した太い節は硬いのですりおろしや煮物に、若い節は酢の物にと、節ごとに料理を変えていくのが職人技です。栄養価が高く、体を温める作用もあるれんこんは、寒さが増すころが旬。蓮の花の下に広がる泥の中でじっと這いつくばり、脈々と命をつないできた、寡黙でタフな野菜です。当店れんの由来はここから来ています。職人達、サービスのプロ達が泥臭くも、しっかりとした仕事をしていきたいと言う思いを込めて名付けました。寅さんの、「根のある奴は、いつか蓮の花と咲く。」そんな、台詞もありました。

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